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アレルゲン

ベーカリーのアレルゲン:特定原材料をショーケースに正しく表示する方法

アレルゲンの表示形式、よくある誤り、ベーカリー・パティスリーにおけるベストプラクティス。お客様に分かりやすく正確に情報提供するための完全ガイド。

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アレルゲン表示のルール:義務と推奨

日本の食品表示ルールでは、アレルゲンは二段階に分かれています。表示が義務づけられる特定原材料8品目と、表示が推奨される特定原材料に準ずるもの20品目です。

  1. 包装された商品:特定原材料8品目は、原材料名の欄に必ず表示します。準ずるもの20品目も、できるかぎり表示することが望まれます。
  2. ショーケースでの対面販売や量り売り:包装されていない商品は表示義務の対象ではありませんが、お客さまから尋ねられたときにすぐ答えられるようにしておくことが、実務上の基本です。
  3. 商品名:「バタークロワッサン」のような名称は、実際の配合と一致していなければなりません(マーガリンを使っているなら、バターとは表示できません)。

アレルゲンの情報は、尋ねなくても分かる状態にしておくのが最も安全です。各商品の前に表示札を置くか、店頭に備え付けた資料への案内を出します。

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表示対象のアレルゲン:8品目と20品目、パン屋での例

日本の食品表示ルールでは、まず特定原材料8品目の表示が義務づけられています。パン屋・菓子店では、そのほとんどが日常的に使う材料です。

特定原材料(8品目・表示が義務)パン屋・菓子店でよく見られる例
小麦強力粉、薄力粉、パン粉、麸
そばそば粉入りのパンや焼き菓子、作業場での粉の飛散
全卵、卵黄、卵白、ドリュール、カスタードクリーム
バター、生クリーム、脱脂粉乳、練乳
落花生ピーナッツバター、プラリネ、落花生油
くるみくるみパン、タルト、キャラメリゼしたナッツ
えび総菜パン、サンドイッチのフィリング
かに総菜パン、キッシュ、サラダ系のフィリング

次の20品目は「特定原材料に準ずるもの」として、表示が推奨されています。作業場で使っているものから確認してください。

特定原材料に準ずるもの(20品目・表示が推奨)品目
木の実・種実・豆アーモンド、カシューナッツ、マカダミアナッツ、ごま、大豆
果物・いもオレンジ、キウイフルーツ、バナナ、もも、りんご、やまいも
肉・ゼラチン牛肉、豚肉、鶏肉、ゼラチン
魚介さけ、さば、いか、いくら、あわび

そばは、ごく少量でも重い症状につながることがあるアレルゲンです。そば粉を扱う作業場では、粉の飛散による混入まで含めて確認してください。

ポイント

交差接触にも注意してください。同じミキサーや作業台をくるみパンと食パンに使っていれば、微量の混入は起こりえます。とくにそば粉は飛散しやすいため、扱う日と扱わない日を分ける、器具を専用にするなどの対策が有効です。

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ショーケースでのアレルゲンの表示方法

実際に使われている形式は三つです。

  1. 各商品の前に置く個別の表示札。アレルゲンを太字または下線で示します。お客さまにとって最も分かりやすい形式です。
  2. ショーケースに掲示する一覧表:行に商品、列にアレルゲンを並べた表です。特定原材料8品目は必ず列に入れてください。
  3. 目に見える案内を添えた備え付けの資料(「アレルゲンについてはお尋ねください」)。お客さまには分かりにくいものの、対面販売では現実的な形です。

2026年におすすめの形式:一覧表を基本にして、品ぞろえが変わるたびに更新します。

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最も多い5つの誤り

  1. コーティング用チョコレートに含まれる大豆レシチンの見落とし
  2. 同じミキサーをくるみパンと白パンに使用しているのに、微量混入を表示しないこと。
  3. 仕入先の変更後に表示が更新されていないこと(たとえば大豆を含む新しい粉に変わった場合)。
  4. 名称の誤り:油脂の一部が植物性であるのに「純バタークロワッサン」と表示すること。
  5. 情報が隠れていること:ファイルがカウンターの下にあり、誰も自発的に案内しないこと。
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アレルゲン表示の自動化

難しいのは表示を一度つくることではなく、それを最新の状態に保つことです。材料や仕入先を変更するたびに、アレルゲンの一覧が変わる可能性があります。

解決策は、各レシピを材料に結び付け、アレルゲンを自動的に表示するソフトウェアです。材料を変更すると、表示が更新されます。

ポイント

LogiBakeはお客さまのレシピからアレルゲンの一覧表を自動的に生成します。材料を一つ変更すれば、アレルゲンが即座に再計算されます。

LogiBakeで原材料を一つ変えれば、アレルゲンが再計算され、規則に沿ったラベルも更新されます。成分、消費期限、栄養成分まで。

ラベル表示について詳しく見る
まとめ

アレルゲンの表示は事務的な制約ではなく、公衆衛生に関わる情報です。適切に行えば、お客さまを守り、自らを法的に守ることにもなります。本当に難しいのは、この表示を一度つくることではなく、レシピや仕入先が変わるたびに最新の状態に保つことです。

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本書は参考情報として提供されます。最終的な適合性は事業者の責任であり、所轄の食品衛生当局にご確認ください。

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